株主優待の権利確定日とは?

上場企業では個人株主に対して、株主優待制度を導入しているところがあります。

株主優待としては、自社で販売している商品の詰め合わせが贈られたり、食事券などの商品券がもらえることが多くなっています。そうした株主優待がもらえる分、個人投資家にとっては日本株投資は有利と言えます。

上場企業の行う株主優待においては、1年に1度の本決算時や中間決算と本決算の2度に渡って実施されることが多いです。そのため、株式優待を受けるには、決算月の権利確定日までに株主になっていることが条件となっています。

しかし、実際に株主優待の権利を受けるには、権利付き最終売買日までに株式を購入しておくことが必要です。権利付き最終売買日は、月末の権利確定日の3営業日前となっています。日本の証券会社では、株式の決済は4営業日後に実施をされることになってきます。そのため、日本株投資では権利付き最終売買日は月末の3営業日前までとなり、この点は注意が必要となります。したがって、権利付き最終売買日までに株式を購入しておけば、株主優待を受ける権利が得られます。

そして、その翌日の権利落ち日には、配当や株主優待が実施された分、株価が下落することが起こり得ます。相場環境によっては、配当などの価値以上に株価が下落することも起こってきます。したがって、株主優待を受ける目的で日本株投資をする場合には、権利付き最終売買日よりも少し前に株式を購入しておいた方が無難となります。

通常は権利付き最終売買日よりも、1カ月程度前ぐらいから株式を購入しておくと良いと言われています。権利付き売買日の直前では優待目的で購入する投資家が増えているために、株価が上昇してしまっていることが起こるからです。

優待利回りとは

株式投資で重視される指標の一つに配当利回りがあります。その株式を保有して1年間にもらえる配当金額の、投資金額に対する割合を示す数字で、一般に3%以上なら比較的高配当の銘柄とされます。この配当利回りと同じように、1年間にもらえる株主優待を金額に換算して、投資金額に対する割合を示したものが、優待利回りです。

ただし、配当金と違って、株主優待は保有株式数に比例してもらえるようにはなっていません。多くの場合、株主優待がもらえる最低限の保有株式数は1単元ですが、例外もありますし、保有株式数に応じてもらえる株主優待が違っている場合も多々あります。また、金券・商品券なら、はっきり何円と金額換算できますが、片道全線無料乗車券や50%割引サービスなどでは、使い方次第で優待金額が変化しますし、お米など現物商品の場合も金額換算は困難です。優待利回りは、さまざまな要素が複雑に絡むため、単純には計算できないのです。

一部の証券サイトは、銘柄選びの一助となるよう、1単元あたりの優待利回りを表示したり、一定以上の優待利回りの銘柄を検索で絞り込めるようにしていますが、その対象となるのは金券・商品券などの明確に金額換算できる株主優待に限られるということを、念頭においておかねばなりません。実際には高い優待利回りになる銘柄でも、明確な金額換算ができないために、証券サイトでは優待利回りが表示されない銘柄が多数あります。

優待利回りを正確に計算するには、その銘柄の株主優待のルール・内容を理解した上で、自分の保有株式数、自分のライフスタイルに即して計算する必要があります。自分のライフスタイルに合った、フル活用できる内容の株主優待を選べるかどうかで、優待利回りは高くも低くもなるのです。

株主優待で有名な桐谷さん

株式投資における株主優待制度の活用という点では、桐谷広人さんが有名です。
松子デラックスのテレビ番組に出演して、現金を使わずに株主優待だけで生計を立てている風変りな人というキャラクターがブレークし、今ではテレビや雑誌・講演会などで大活躍の人物です。

桐谷さんは、もともとは将棋の棋士だったのですが、そこで貯めたお金をもとに株式投資をはじめ、何億円もの株式を持つ資産家となるのですが、リーマン・ショックによって大きな損失を出してしまったということです。そして、その窮地を救ってくれたのが、株主優待制度であったと彼は言います。

すなわち、株主優待制度で企業側が自宅に送ってくれる食品やお食事優待券などを使っていけば、それだけで生計を立てることができるということを彼は発見したのです。彼のすごいところは、食費を株主優待で賄っているだけではなく、衣服や靴・自転車から、Fitness Club・映画鑑賞・ボーリングといったエンターテインメントにいたるまで、生活のあらゆる側面を株主優待で賄っているところです。
雑誌に連載されている株主優待の紹介記事においては、一般的にはあまり知られていない非常にお得な株主優待制度のある企業を紹介してくれるなど、その博識ぶりを披露しています。

つまり、彼は単なる人気取りのタレントというわけではなく、本当に実力のある株式投資家であるということです。それを、小難しい理論ではなく、株主への優待制度という実用的でわかりやすいテーマを通して教えてくれる、稀有な投資家であると言うこともできるのではないでしょうか。また、彼の風貌が何となくユーモラスなところも、好感度を上げていると言えるでしょう。

株主優待こそ、専業主婦に最もマッチした投資法

専業主婦に限定することなく、ご家庭を預かったりしている主夫もそうですし、本格的に株で儲けようと狙っている以外の人全般に最もマッチしている株式投資は、株主優待を狙ったものと言うことができます。

もちろん、株主優待の特典だけで、株式投資をしようとするのは、全体的に見れば投資の価値を少なくすることになりますので、その株が少なくても値下がりしないこと、できれば多少の値上がり傾向が継続していること、そして、それなりに配当があることが前提とはなります。

その上で、株主優待の制度があればとても有利だということなのです。

鉄道関係では、所有株式数に応じて、無料の乗車券や定期券を提供してくれるところもあります。
食品関係では、新発売の食品セットなどを配布してくれるところもあります。
化粧品関係は、割引販売やイベントへのご招待などを特典としているところもあります。
アパレル関係でも、同じような割引販売やイベントご招待などを実施しているところがあります。
飲料品関係でも、結構役に立つ特典を用意してくれているところがあるというわけです。

新聞やテレビに報道で、少しオーバー気味ですが、株主優待だけで生活している人もいると紹介しているくらいですから、生活に密着している企業の株主になることは、それなりに有効な方法ということができるでしょう。

株の値動きを追って、売買のタイミングを見て、お金を儲けようというのは、素人には難しい面もあるのですが、生活に密着している企業であれば、その企業の動向なども知る機会が多いし、ニュースなどにも関心が持てるという点もいいというわけです。

株主優待を主な狙いとした投資は、配当でプラスをもらい、いざというときに元金よりも多くなっている株の値段ということから、専業主婦を代表とする、ご家庭を預かる人たちには最もマッチしたものということができます。

インカムゲインとキャピタルゲイン

株式投資を考える上では、インカムゲインとキャピタルゲインについて理解しておく必要があります。そもそもなぜ株式投資をしようと考えているでしょうか。利益を得るためですよね。利益として、この二種類があるのです。

インカムゲインとは、その株式を保有することで安定的に得られる利益のことです。基本的には配当金ということになります。ただし、配当金だけではなく株主優待についても安定的に得られる利益ですから、インカムゲインの一つです。

一方で、キャピタルゲインとはそのような安定的に得られるものではなく、要は株価の変動によって得られる利益です。株価が上昇することで得られる利益をキャピタルゲインと呼ぶわけです。

なお、念のために付け加えておきますと、配当金であっても、本当の意味で安定的かどうかはまた別の話です。当然ながら、企業の業績がよければ一般的には配当金も増えるでしょうし、逆に業績が悪ければ少なくなるでしょう。赤字決算のときには配当金ゼロというのも当たり前のことです。より正確に言えば、少なくなったりゼロになったりすることはあり得るけれども、マイナスになる可能性はない利益のことをインカムゲインと呼びます。

しかし、キャピタルゲインのほうはプラスになる可能性とともに、マイナスになる可能性もあります。株価が、購入時の価格を割り込めばマイナスになるわけで、このようなマイナスのキャピタルゲインのことを、キャピタルロスという言い方をしたりします。

自分が株式投資をするにあたって、インカムゲインを重視するのか、キャピタルゲインを重視するのかは投資のスタイルに大きく影響しますから、考え方をしっかりと持っておいたほうが良いでしょう。

株主優待とは?

株主優待とは文字通り、株主が受けることが出来る優待のひとつであり内容に関しては様々なものがあります。
企業側からすれば、株主に対する還元であると同時に自社企業の宣伝的な役割も持っています。
特に最近は株主優待人気が非常に高いこともあって、株式投資をする上では無視するとができないものとなってます。

株主優待にはどのようなものがあるかというと、食品メーカーの場合には自社製品の詰め合わせといったものであったり、飲食チェーンでは自社系列で使用することが出来る割引優待券と言ったものがあります。
直接株主に還元することが出来るサービスがない企業などは、ノベルティグッズやクオカードのような金券を配布していることも多いのですがこれらのものは利回りにも関係してくるものであるため株式投資をする上で無視することができないのです。

株価というのは企業の将来性であったり、企業自体の価値、配当といった様々な要素が含まれてつくものであり利回りに関係してくる株主優待も無視するわけには行きません。
最近は株主優待を目的として購入をするという投資家がいる以上、安くなった時に買い支えが発生しやすい要因ともなりますから株主優待に興味がなくても内容についてはしっかりと確認をしておくことが大切なのです。

金券や優待券といったものは不要であれば金券ショップなどに持ち込むことによって買取をしてもらうことができ、現金化することもできますから不要な人であっても恩恵をうけることができるので、必ずチェックをしておきましょう。
逆に株主優待を目的として投資をするにしても、企業分析は欠かすことができずその企業がどのような企業で業績はどのようになっているのかを確認する必要があります。